花火大会や夏まつり 意外とカンタン?!浴衣のお手入れ方法
花火大会や夏祭りに大活躍の浴衣 でも着たあとどうすればいいの?
夏といえば、夏まつりや花火大会。そして、夏まつりや花火大会といえば浴衣。
ここまでは多くの人が夏のイメージとして頭に思い浮かべているのではないでしょうか?
はりきって浴衣を着てまつりに行って.....帰ってきて....その後、浴衣をどうすればいいかパッと思い浮かびますか?日ごろ着慣れている洋服ならすぐ洗濯、素材によって洗濯の仕分けまでイメージできますが、めったに着ることのない浴衣となると考えちゃいますよね。もちろん浴衣だって着て歩けば汚れてしまいます。
ということで今回は、浴衣を着た後のお手入れ方法をご紹介いたします。
浴衣のお手入れ方法 浴衣を長持ちさせるために
浴衣を着た後、まずは今シーズンにまだ着る機会があるかどうか考えてみましょう。
・まだ着る機会がありそう.........自宅で軽いお手入れ
・もう来年まで着ない.................クリーニングにだすか、自宅で洗濯
まずは、どちらに当てはまるかを考えることが大切です。
・今シーズン浴衣をまだ着ようと思っているとき
まずは、どのくらい汚れているのかをチェックします。汚れやシミがみつかった場合、濡らした薄いタオルなどで叩いて染みを取り除きます。この時けっしてこすったりしないこと。ポンポンと軽く叩くようにして、繊維の隙間にはいった汚れを取り除きます。
その後着物用ハンガー(1000円〜)に吊るして一昼夜陰干ししましょう。夜は部屋に吊るし、お昼に風通しのよい日陰に干しておくといいです。その後、すぐ着る機会がある場合は「袖だたみ」をしてしまっておきましょう。
もちろん、そうもいってられないくらい汚れた、汗をかいた、などという場合は洗濯にかけるか、もしくはクリーニングにだします。
・家での洗濯の方法
ちょこっと面倒ですが、家で浴衣を洗いたい場合は「置き洗い」がベストです。ニットなどと同じ要領でオーケー。
大きめのタライやバケツ、なければ洗った浴槽でもよいですが、袖だたみした浴衣をつけ置きできるくらいのものに水をはり洗剤を入れて、たたんだ浴衣を20~30分つけて置きます。
シミや汚れがはげしいところは、あらかじめ叩き洗い(上記)などを施しておきましょう。
その後、押し洗いを数回して水をかえ、押し洗いの要領ですすぎを行います。くれぐれもねじって絞ったりしないで下さいね。
すすぎが終わったら、たたんだ状態でジャストサイズのネットにいれ洗濯機で1分間脱水をして完成です。
とにかくどの行程も丁寧に行うことがポイントです。脱水後は、着物ハンガーなどで陰干しをします。干す時になるべくシワなどは伸ばして干しましょうね。
・もう来年まで着ないというとき
クリーニングに出して「たとう紙」に包んで湿気のないところで保管しましょう。
クリーニングは着物や浴衣専門や取り扱いになれている店をリサーチしてから頼むようにしましょう。
浴衣は、夏まつりや花火大会など限られたときにしか着る機会がありませんから、長く保存するためには着用後のお手入れがとても重要になります。